井上動物病院




せんだんで癌の進行を抑える 09/10/18(日)01:56:51
 センダンと言う沖縄でとれる薬草に抗癌作用がある事は古くから知られておりました。しかし、毒素成分を除去することが難しく、利用が実用化されませんでした。
 このたびその事がクリアーされ共立製薬から発売されることになりました。薬品としての認可はございませんので、動物病院にて癌に効果ありとうたって処方することはできません。リーフレットにも抗癌作用は明記されません。
 ★あくまで、ご希望のある方にサプリメントとしてのみ販売できます。ご希望の方は動物病院でお尋ねいただくと良いでしょう。

フィラリアの幼虫ミクロフィラリアについて 09/05/13(水)03:17:24
 先日、毎年血液中のミクロフィラリアを検査して虫がいた時にのみフィラリアの薬を与えればよいのでは?と、いう質問を受けました。
 よく勘違いされる方が多いのですが、ミクロフィラリアは蚊に刺されて入ってきたばかりの幼虫ではございません。心臓の中の成虫が産んだばかりの幼虫です。ですので、ミクロフィラリアが居た時にはすでに心臓がフィラリアの成虫に侵され、体がむしばまれ始めているのです。
 検査をして陰性のときにはフィラリア予防薬(蚊から入ってきたフィラリア幼虫の駆虫薬)の処方を必ず受けてください。心臓に親虫がいない犬にとっては非常に安全性の高い薬です。
 それでも予防しなかったばかりに、フィラリアで亡くなってしまう不幸な犬たちを毎年たくさん拝見いたします。

心臓病の悪化に気をつけよう 09/04/01(水)00:46:21
春です。そろそろ急に気温が上がります。
僧帽弁閉鎖不全症のワンちゃんや老齢のワンちゃんは心不全の悪化に気を付けてください。
今まで発症していない老齢犬・心臓のお薬で良好にコントロールできていた犬・・・
急に気温が上昇すると発症することがございます。
咳が出る・元気や食欲がない・舌の色が悪い・等の症状が出たら、まだ薬があっても来院して下さい。

炎症性腸疾患 長期の下痢 08/10/07(火)00:45:16
 最近どういうわけか炎症成長疾患の患者が増えてきております。難治性の下痢はこれも疑わなければいけません。
 遺伝性・環境原因説・ブリーディング問題・食餌・添加物・飼い主の問題・感染症が引き金?・・・等等いろいろな説がございます。しかし、まだ定説はございません。
 基本的に完治しない長引く下痢・繰り返す下痢を如何にコントロールするかが問題となります。
 
治療は
 @食餌療法(低脂肪食・蛋白分解食・低アレルゲン食・新奇蛋白食など)
 A免疫抑制剤(プレドノゾロン・シクロスポリン・その他抗がん剤の使用)
 B一般的消化不良の治療(ベルベリン・消化酵素剤・乳酸菌製剤・収斂剤の使用など)
 C体調悪化の場合には点滴が必要になる場合もございますが、もともと精神的ストレスが引き金になる場合が多いので入院は慎重に判断しなければいけません。

を、組み合わせていきます。
 再発を繰り返す場合には、薬の副作用も充分考慮しなければいけなくなるので、肝臓の保護も考えると治療は非常に複雑かつ困難になります。薬に対する抵抗性も出てきますので、繰り返すごとに治療のレスポンスは低くなる傾向にございます。
 診断が付いてからが非常に困難な病気といえましょう。診断が付いてからコロコロ治療方針が変わる病気ともいえます。

猫の泌尿器症候群 08/09/23(火)23:34:31
お彼岸を過ぎますと、一雨ごとに気温が下がってきます。
オス猫の尿石症による尿路閉塞の危険性が日々高まってきます。
特に発症暦のある猫の場合は、尿の出具合に気をつけて下さい。
夏の間は療養食をお休みしてしまった飼い主の方、ぜひ再発する前に動物病院でお求め下さい。

チョコレート中毒 08/02/19(火)00:21:41
人にとっては楽しいバレンタインやホワイトデイも動物にとってはとても危険な時期です。
人には無害なチョコレートに含まれるテオブロミンは動物にとっては心不全を起こしかねない厄介な薬物です。
小型犬では板チョコ半分でも体重によっては危険です。
絶対に与えない。手の届くところに置きっぱなしにしない。
子供が食べているときにも落としてペットが食べないように注意が必要です。

福寿草 08/01/20(日)01:18:52
毎年この時期に福寿草による中毒が見られます。
正月の寄せ植えの福寿草の花が終わり、新芽を食べてペットが死に至ることがございます。
猛毒ですので厳重に注意してください。食べた場合、すぐに吐かせなければいけませんので、様子を見てはいけません。

農薬の中毒 07/06/03(日)00:12:43
 毎年6月は農薬と思われる中毒が多発いたします。園芸家・農家・役所関係などでの使用量に比例いたします。
 除草剤・殺虫剤・殺菌剤・防ナメクジ剤・殺節足動物剤など、この時期には使用頻度が多くなる事が一番の原因でしょう。
 直接食べなくても安心は出来ません。体や足の裏に付着したものを舐めて中毒を起こした例もございます。
 突然の下痢や吐き気・神経症状に襲われた場合には、動物病院に行きましょう。

車酔い 07/04/27(金)23:00:35
車酔いがひどくてワンちゃんを行楽に連れて行けないと思っている方に朗報です。
ご存じない方が多いのですが、動物にも酔い止めの処方が出来ます。
体重や症状により薬が異なり数種の薬を組み合わせます。
処方には診察・問診が必要ですのでご注意下さい。

コタツの時期の中毒 06/12/14(木)00:40:12
 毎年コタツの時期には中毒が多発いたします。コタツの上はワンちゃん猫ちゃんの目が届きますので、気をつけてください。タバコ・ネギ類・チョコレートなどをコタツの上に放置しないようにしましょう。
 また、室内に取り込んだ園芸植物による中毒も増えてまいります。熱帯花木植物には夾竹桃(キョウチクトウ)の仲間が多く、重篤な中毒を起こしますので特に気をつけてください。

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