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雄猫の下部尿路疾患

最近一段と寒くなってきました。

雄猫ちゃん達には受難の時期です。最近この病態で初診で訪れる子が多くなってきました。,

マグネシウム濃度や尿pHに配慮していない食事を与えている猫ちゃんはこの時期に寒くてあまり水を飲まなくなると大変です。

尿のミネラル濃度が高くなり、溶けきれなくなった尿中に結晶が析出してきます。

主にリン酸とアンモニウムとマグネシウムが結合したストラバイト結石が出来る事が多いです。

これが尿道に詰まりますと、尿が糸のように細くなったりポタンポタンと数滴ずつしか出なくなります。

完全に閉塞すると尿路閉塞症と言い二日くらいで昏睡に陥り、死亡してしまいます。

治療

①カテーテルや超音波端子を用いて結晶を破砕させて導尿して尿路を確保します。

②その後、抗生物質を溶解させた生理食塩水で膀胱内を洗浄して膀胱内に残った結晶を洗い流します。

③尿を酸性化する点滴を行い、止血剤やニューキノロン系の抗生物質の注射を行います。

④帰宅後は内服薬と療養食を用いた治療を継続して頂きます。

要点

雄猫を飼い始めた飼主の方は,先ずはこの病気が有る事をして下さい。

そして少なくともこの時期は例えその体質では無くても、「下部尿路疾患に配慮したキャットフード」を与えるようにして下さい。

マグネシウムを多く含む鰹節やシラス干しや海藻類のトッピングは御法度です。

詳しくは個別にご相談下さい。